野鳥は安易に保護しちゃいけません。けれど…
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翌日、ダンボールの巣を抱えて実家に行く。
無事に生きていた。良かった。
母によると、ささみをやったのだが、大きすぎたらしく、喉を詰めたようになってしまい、死んでしまうかと思って、焦ったとのこと。
まだ子供だし、あまり餌が大きすぎるのはダメみたいだ。
あとで調べたところによると、ささみは粘膜に貼りついてしまうので、水につけてからやったほうがいいらしい。
死ななくて良かった…
さっそくグレードアップしたダンボールの巣に移す。
直接触れるのはいけないと思い、割り箸で足から掬い上げるようにして止まらせ、そのまま箱の中に入れた。
まだ止まり木には止まれないかなと思い、新聞紙を敷いた小さなかごを箱の中に固定し、そのなかにそっと移す。
野生に戻すし、あまり慣れさせてはいけないと思いながら、じっと顔を覗きこむ。
頭の上に2本、ふわっとした産毛が残っていて、オバQみたいでかわいい。
今のところ、体毛も茶色がかっているし、羽根も短いし、本当にすずめと見分けがつかない。
少しも鳴かず、大人しいが、元気そうだ。
が、箸に止まらせたときに観察したら、左足が一本だけ、ちょっとブラブラしているように見えた。
まさか巣から落ちたときに骨が折れたのだろうか。
ちゃんと箸を掴んでいたし、特に支障はなさそうだが。
調べてみたが、近くに野鳥を見てくれる動物病院などはない。
落ちた雛を見つけても、保護してはいけないとまで言われているから。
といっても、おぼれて死んでしまう状況を見逃すと言うのも…なかなか難しい。
しばらく様子を見てみてみよう。
どうか何事もなく、このまま無事に育って欲しい。
このままずっと保護出来るとは思っていなくて、出来るなら、二~三日で、家の近くに連れ帰り、親の居るところで放したいと思ったのだが、すでに巣はすずめに奪われていて、ツバメの姿は全く見えなくなっていた。
これではまだ放せない。
覚悟を決め、一匹で野生で生きていけるくらいまで面倒を見て、ちゃんと仲間がいる場所で放そう、そう思った。
情が移ったら困るし、名前は付けないことにした。
といっても、すでにこの時点で情は移りまくりなのだが(笑)
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