野鳥は安易に保護しちゃいけません。けれど…
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5月21日。
出かけようと家を出たら、鳥が騒いでそのへんを飛び回っている。
何があったのかと思ったら、どうやらスズメがツバメを攻撃している模様。
すごい勢いでツバメの巣に入ったり出たりしている。
ツバメもそれをどうにか防ごうと飛んでいるようだ。
それまで、うちの家の二階のひさしにツバメが巣を作っているのは知っていたが、正面から見えないことと、場所が高すぎることから、雛がいる様子は全く見えなかった。
スズメは、その雛を狙っているのか、縄張り争いなのか。
見ると、一階の雨戸の上に雛が一羽いて、おびえた様子で固まっている。他の雛は見えない。
あらら大変だ…と思ったが、人間が手を出せるものじゃないし…と、そのまま出かけようとした。
でも、何か気になって、ちょっと巣の様子を見てみるかと家の横に行こうとすると、玄関の横に置いてあるバケツの中に、何か黒いものが見えた。
雛だ。
襲われて飛ぼうとして落ちたみたいだ。
どうしようかと焦った。
野生の鳥については全く詳しくないが、野生動物に人間が手を出すといけないという認識はあった。
しかし、バケツの中の雛は、生きてはいるようだが、もう動く様子もなく、ただぐったりとしているように見えた。
しかも、そのバケツには、消毒液を薄めたものが入っていた。
このままだと確実に死ぬ。
仕方ない。
家族は生き物全般が大嫌いで、世話を頼めないし、出かけようとしていた実家に連れて行くことにした。
バケツから雛を拾い上げ、車に乗り、ティッシュにくるんで助手席において車を出した。
時々見ると、雛は目を開けてはいたが、全く動かず、じっとしていた。
ああ…これは多分すぐ死んじゃうな…
しかし、赤信号で止まったとき、ちょっと触ってみると、体を動かした。
まだ生きてる。
何かを食べさせないとと思い、スーパーに向かった。
拾った次の日の雛。
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